猫を飼う前に!!後悔しないために確認すべき7つのこと
猫を家に迎え入れる前に、確認しておくべきことがいくつかあります。
最初は「絶対に最期まで猫の世話をする!」という決意があったとしても、経済的な問題や居住環境の問題があり飼い続けるのが難しくなってしまうケースもあります。
「こんなことになるなら飼わなければよかった…」と、飼い主としての責任を放棄することが決してないように、あらかじめ猫を飼う前に確認しておきたい条件7つをまとめました。
安心して猫との暮らしを始めるためにも、しっかりと確認しましょう。
猫を飼う前に確認しておきたい7つの条件
①猫を飼う経済的余裕があること
トイレや猫用キャリーケースなどの備品を用意する必要がありますし、猫のエサ代・猫砂などの消耗品は毎月の出費がかかります。定期的なワクチンと健康診断も受けさせるのが一般的です。また、病気やケガの場合の医療費は公的な保険がないため高額になる場合がほとんどです。
猫の生涯飼育費用は低く見積もっても100万円は超えます。
生き物を飼うということは、お金の面でもしっかりと面倒をみなければいません。自分に猫を飼うお金を出す余裕があるのか、今後のことも考えて確認しましょう。
②ペットを飼うことが可能な住宅に住んでいること
アパートやマンションなど賃貸に住んでいる場合は、必ずペットを飼うことが許可されているか確認しましょう。
また、「ペット可」の契約条件になっていても決められたルールを確認しておきましょう。周囲への配慮も必要です。
③猫を飼うことに家族全員が納得していること
猫の寿命の平均は15年以上です。長い間一緒に暮らすことになるため、家族全員の同意のもとで猫を迎え入れましょう。家族全員が納得していれば、環境や家族構成の変化にも臨機応変に対応しやすいです。また、家族に猫アレルギーを持っている人がいないことも確認しておきましょう。
④猫が歳を老いたときに介護する心構えがあること
猫は人間よりずっと早く老いを迎えます。認知症にかかり、飼い主のことを忘れてしまったり、老衰でまともに動けなくなったりする場合があります。老後のケアも飼い主が最期まで愛情をもってサポートしなければなりません。
⑤猫のための時間をきちんと確保できること
散歩が必要な犬とは違って、猫は気ままにのんびり過ごしているイメージがありますが、飼い主に構って欲しいときもあります。ブラッシングをしたり、オモチャで遊ぶなど猫とのコミュニケーションの時間を設ける余裕があるか確認しましょう。
またどんなに忙しくても、猫に食事を与えたり、家の中やトイレを掃除する時間は必要です。トイレが汚いせいで、猫が排泄を我慢して病気になってしまうこともあります。
⑥家を留守にするとき、猫の面倒をみてくれるあてがあること
家を数日留守にするときは、代わりに面倒をみてくれる信頼できる人がいるか探しましょう。見つからなければ、キャットシッターや動物病院・ペットホテルを利用しましょう。ただ、猫は環境の変化をストレスに感じる生き物ですので、家を空ける頻度が多いことは猫にとって好ましくありません。
⑦しばらくの間は引っ越しや転勤の予定がないこと
猫は環境の変化が苦手でストレスになりやすいです。
頻繁に引っ越しや転勤があるようなら、猫を飼うのは辞めておいたほうがいいかもしれません。また、やむを得ず引っ越しや転勤をすることになった場合はペットの飼育が可能な転居先を探しましょう。猫が快適に過ごせる環境かどうかを確認し、転居先を決めてください。
猫の習性について知ろう
猫を飼う前に、猫がどんな習性を持つ動物なのか知っておくことも大切です。
「自分がどんな動物を飼おうとしているのか?」
猫を飼い始めてから戸惑うことがないように、猫の性格や行動パターンをある程度理解しておきましょう。
猫は自分の判断で行動する動物
本来群れで生活する犬と違って、猫は単独行動をする動物です。犬のようにリーダーを必要としていないため、すべて自分の判断にしたがって行動します。基本的に人間のいうことはききません。
猫はなわばり意識が強い
家の中で猫を飼っているなら、猫にとっては家がなわばりになります。自分のなわばりであることを他の猫に主張するために、爪とぎやオシッコをひっかけるなどのマーキング行動をします。他の動物が家の中(自分のなわばり)に入ると警戒したり威嚇することもあります。
猫は明け方と夕暮れ時に活発に活動する動物
猫は一般的には夜行性動物ですが、一日の中で猫が活発に活動する時間帯は明け方と夕暮れ時です。明け方や夕暮れ時は、エサであるネズミなどの小動物が活発に動く時間帯でもあります。
日中にも活動しますが、体力を温存するために寝たり起きたりを繰り返しています。猫はよく寝る動物で、睡眠時間は15時間ほどです。子猫や老いた猫はもっと多くの時間を睡眠に費やします。
まとめ
猫を飼うということは、「命を預かる」ということです。
予想していなかったことが起こったとしても、飼い主としての責任を忘れずに行動してください。困ったときは、動物愛護センターやわんにゃん110番(犬と猫に関する相談を24時間電話で受け付けているNPO法人団体)に相談することもできます。
猫を迎え入れてから看取る最期の時まで、愛情をもって世話をするのは飼い主の義務です。
大変なことも多いですが、それ以上に猫との暮らしは幸せいっぱいのはず。
猫を迎え入れる準備が整ったら、ぜひ猫との素敵な暮らしを楽しんでくださいね!