アメリカン・ショートヘアの玄関・窓からの脱走防止策
アメリカン・ショートヘアは好奇心が旺盛で体力があるため脱走しやすい猫の品種です。猫は一度外に出てしまうと自分のなわばりだと考えるため、その後も何度も脱走しようとします。
そこで今回は、アメリカン・ショートヘアが脱走しやすい玄関と窓の脱走対策について紹介します。
アメリカン・ショートヘアが脱走したときに起こるトラブル
室内飼いが推奨されているのは、外には危険が多いからです。
このような危険から猫を守るために、室内飼いの脱走対策は必須です。
・交通事故
猫は車の音におどろいて固まってしまうため、車を避けることができずに轢かれてしまうことがほとんどです。
・迷子
万が一のために、迷子札やマイクロチップをつけておくと安心です。
・ノラ猫とのケンカによるウイルス感染やケガ
攻撃的な性格のノラ猫もいます。ケガを負うと傷口からウイルスが感染します。
・有害な生き物との接触
ヒキガエルなど、猫が接触するだけで呼吸困難やマヒを起こす生き物がいます。
・ノミやダニの寄生
室内よりも外の方がノミ・ダニに寄生されやすいです。
・猫の盗難
猫をお金目的や虐待目的で盗むような人も実際にいます。
玄関の脱走防止対策
玄関の前に柵を設置する
飼い主が帰ってきたのを出迎えに来てくれたと思ったら、するりと隙をついて脱走してしまうのはよくあることです。すり抜けていく猫はそう簡単には捕まえられませんよね。
玄関からの脱走を防ぐのに一番効果的なのは柵を設置することです。市販の赤ちゃん用ゲートを設置したり、手作りの柵を用意しましょう。ネット通販では猫専用の脱走防止扉が販売されています。
手作りの柵はホームセンターでメッシュパネル・結束バンド・強力伸縮棒・打掛錠を購入すれば安く作ることができます。
猫は木登りが得意ですし、隙間をするりとすり抜けるのも得意です。ジャンプ力もあります。猫が跳んでも届かない高さでツルツルとした素材のもの、すり抜けることができないものを設置しましょう。
アコーディオンカーテンは隙間に注意
アコーディオンカーテンは上にレールがあるタイプだと猫が下からするりと隙間を通ってすり抜けてしまいます。また隙間が小さかったとしても、猫は頭でカーテンの隙間を押し上げて脱走しようとします。ないよりはマシですが、あまり脱走防止にはおすすめできません。
窓からの脱走防止対策
窓に柵を設置する
猫は頭が良くて器用な動物です。前足を使って窓を開けることもできてしまいます。
窓のカギを閉めておけばいいのですが、部屋の風通しをよくしたり空気を喚起したいときもありますよね。それに、カギを開けてしまう器用な猫もいます。
そこで、格子状のフェンスを窓の前に設置しておくのがおすすめです。ホームセンターに行けば売っています。費用を抑えたい方は、ホームセンターでメッシュパネルなどを購入して手作りしましょう。
網戸用のストッパーを設置する
網戸は軽いので窓よりもずっと簡単に猫に開けられてしまいます。
網戸にもストッパーでカギをつけておくと安心です。
防犯対策、幼児のいたずら対策としてホームセンターで販売されています。
しかし、中には網戸に突進して突き破って脱走してしまう猫もいます。その場合は窓を閉めておくか、窓に柵を設置しましょう。
もしくはマイホームの場合、費用がかかりますが防犯網戸を設置するという選択肢もあります。防犯網戸とは、ステンレスメッシュでできた網戸です。強度が強くナイフやハンマーを使っても破れないのが特徴で、ロック機能もついています。
まとめ
脱走して迷子になってしまったら戻ってくる保証はありません。猫を危険にさらさないために脱走を防止することは室内飼いの飼い主の義務ともいえます。
予算や住居に合わせて脱走防止策を練っておきましょう。